茨城大生殺人 車内で首絞め殺害 水戸地検 比国籍の男を起訴(茨城新聞クロスアイ)

美浦村で2004年1月に茨城大農学部2年、原田実里さん=当時(21)=が殺害され遺体で見つかった事件で、水戸地検は22日、殺人などの罪で、フィリピン国籍で岐阜県瑞穂市、工員、ランパノ・ジェリコ・モリ容疑者(36)を水戸地裁に起訴した。車で連れ去った上、車内で首を絞め、刃物で切り付けるなどして殺害したことが分かった。

起訴状などによると、04年1月31日午前0時から同6時半ごろの間に、阿見町付近の路上で、原田さんの腕をつかみ、近くに停車していた車に引き入れ、手などで首を圧迫、美浦村舟子の清明川左岸付近で首などを刃物で複数回切るなどして殺害したとされる。

同地検は、遺体の付着物から検出されたDNA型がランパノ被告のものと一致するなど、これまでの捜査で、殺人罪などで立証できると判断したとみられる。今後、裁判員裁判で審理される。

同地検は認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、ランパノ被告は「仲間と遊んでいるときに見掛けて犯行に及んだ」という趣旨の供述をして容疑を認めている。これまでに交友関係をうかがわせる証拠は見つかっておらず、面識はなかったとみている。

ランパノ被告は00年2月、フィリピンから入国し、土浦市内に住み、遺体が見つかった同村の電機部品加工会社に勤務していた。事件後、フィリピンとの間で出入国していた。

県警は共犯として、同国籍の33歳と31歳の男2人=いずれも当時未成年=について、同じ容疑で逮捕状を取り、警察庁などを通じて国際手配し、国際刑事警察機構(ICPO)の加盟国に捜査協力を求めるなどして行方を捜査している。2人は07年に出国後、日本に入国していない。