浴衣、日傘、帽子…衣替え「正しい洗い方・しまい方」(日経ウーマンオンライン(日経ウーマン))

「衣替えって夏物をそのまましまえばいいんでしょ?」と思っているなら要注意。久しぶりに出した衣類で「嫌なニオイがした」「いつの間にか黄ばみができていた」という経験はありませんか? 来年の夏はそんな思いをしないよう、今年は「しまい洗い」をしてみましょう。意外と知らない夏物の「正しい洗い方」を紹介します。

【関連画像】「袖畳み」のやり方

●衣替え前線がやってきた

 ライオンが2015年に生活者の声と全国の気象データを基に行った分析で、「最低気温20度を切ったら衣替えの意識が高まる」という衣替え時期の目安が浮かび上がりました。

 その分析に基づき、ライオンは「2017年・衣替え前線」を公開。最高気温が20度になる予測日を地域別に示しており、遅くても10月1日には、多くの地域で衣替えの必要を感じそうです。

●衣替え困りごとあるある、それぞれの解決法

 収納している間に衣類のダメージを経験したことがあるか、ライオンは20~40代の男女1000名(衣替えをする人852人)にアンケート調査を実施(2016年:ライオン調べ)。衣替えによくある悩みが明らかになりました。

 最も多かった悩みが「黄ばみ」です。「しわ」「ニオイ」「色あせ」「虫食い」がその後に続きました。それを防ぐ「しまい洗い」の方法を、悩み別に紹介します。

●【黄ばみ】

 「黄ばみ」の原因の一つは、洗濯しても落としきれずに繊維の奥に蓄積した皮脂汚れ。衣類をしまう前にもう一度、液体洗剤や液体酸素系漂白剤で漬け置き洗いをすることが対策になります。酸素系漂白剤を活用して汚れをしっかり落としておくことが重要です。自宅で洗濯ができるおしゃれ着の場合、汗のつきやすい襟や袖、脇が当たる部分に、おしゃれ着用洗剤を直接塗布してから、洗濯します。

●【しわ】

 「しわ」になりやすい麻素材の服は、おしゃれ着用洗剤で優しく洗います。シャツなら、30センチ×33センチ程度の洗濯ネットに畳んで入れて洗濯をすると、しわが少なく仕上がります。型崩れやしわを避けたいスーツやスカート、パンツはつるして保管するのが、収納じわを予防する秘訣です。

●【におい】

 機能性インナーの素材である極細の化学繊維には、皮脂汚れに含まれるオレイン酸が繊維のすき間に入りやすい傾向があり、インナーから「におい」が発生しやすい特徴があります。洗剤と液体酸素系漂白剤で漬け置き洗いをしてからしまうと、においの元となる汚れがよく落ちます。酸素系漂白剤の使用や長時間の漬け置きができるかについては、洗濯表示を確認しましょう。

●【色あせ】

 「色あせ」は、普段の洗濯や外干しのときから気を付ける必要があります。洗濯時の色あせ防止効果のあるおしゃれ着用洗剤を使って洗濯し、干すときは、裏返しにして陰干しに。直射日光が当たらない所に収納するのも大切です。

●【虫食い】

 「虫食い」を防ぐためには、一度しか着ていない衣類でも「しまい洗い」をしてから収納することが大切です。食べこぼしや汗などの汚れが付いていると、それが害虫の餌になり、虫食いになってしまうことがあります。

●浴衣の正しい洗い方とは?

 難しい印象がある浴衣、帽子、晴雨兼用傘、水着の洗い方も見直してみましょう。

【1】まず、浴衣は「洗濯表示」を見て、自宅で洗濯できるかを確認。新・洗濯表示なら「洗濯桶」や「手洗い」の記号、従来の洗濯表示なら「洗濯機」マークや「手洗い」マークが付いている場合は、自宅で洗うことができます。洗濯桶に×が付いている場合は、自宅では洗えません。

※洗濯表示は2016年12月に改定されました。

【2】洗えることが分かったら、襟の汗や皮脂などの目立つ汚れに「前処理」をします。おしゃれ着用洗剤を付けてキャップの角で軽くたたき、汚れになじませておきます。

【3】洗濯機で洗う場合は、袖と裾が表に出る「袖畳み」をして洗濯ネットへ。

【4】「ドライコース」や「手洗いコース」など水流が優しいコースを選んで、型くずれを防止。洗濯じわ防止のために、柔軟剤を併用するのもおススメです。